161 『限りある時間の使い方』はやらないことを決めることから 現在位置(パンクズナビゲーション) トップ ニュース 薩田ブログ 161 『限りある時間の使い方』はやらないことを決めることから 2022/10/11 みなさん、こんにちは。代表 薩田です。最近、話題になっている本『限りある時間の使い方』を読んでみました。 『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン2022/6かんき出版https://amzn.to/3yx9A4C 「生産性とは、罠なのだ」 このコピーを見て、お、読んでみよう、と思いました。 日々、いろんなことが同時並行して進んでいる毎日でどうも歯車がガチっと噛み合っていない感覚というか、 漕いでも漕いでも、スカッとして足の力が車輪に伝わらない自転車に乗っている感覚・・みたいなのがあって 「よし改善だ!」と言ってあれやこれや試してみると、一時的には良い感じになるんだけど、また元に戻る・・・みたいな感覚。 これって、きっと根本のなにか、本質的ななにかに原因があるんだろうなぁと。この本の冒頭に、こんなことが書いてあります。 ——————-「人生とは時間の使い方そのものだといってもいい。」p.003 「本書は、時間をできるだけ有効に使うための本だ。」p.013 「みんな何らかの現実を直視するのが怖くて、 それを避けるために生産性やタイムマネジメントに しがみついているのではないか、ということだ。」p.038——————- 現実から逃げないで、ちゃんと現実を直視しよう。つまり・・・——————-「「何もかもはできない」と認めることだ。 自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、 すべてをやっている時間はない。 絶対にない。」p.043 「大事なのは、意識的に選択することだ。 何に集中し、何をやらないか。 どうせ全部はできないのだから、 少なくとも自分で決めたほうがいい。」p.042——————- 要は、やらないことを決める!ということ。 1日は24時間しかないのだから。 例えば、仕事8時間、睡眠7時間、食事3食準備含め2時間。身支度や家事・移動など3時間。 これですでに、20時間。残り4時間しかありません。 『限りある時間の使い方』のなかで著者はこうしなさい、これをやりなさい、とは一切言っていません。ただし、判断基準を提案してくれています。 ——————-「たとえば、今の仕事を辞めるかどうかで悩んでいるとしよう。(途中略) その仕事を続けることが人間的成長につながるか(大きくなれるか)、 それとも続けるほどに魂がしなびていくか(小さくなるか)と考えれば、 答えは自然と明らかになるはずだ。 快適な衰退よりも不快な成長をめざしたほうがいい。」p.256——————- これは、いいなぁ。 それをやったとしたら、大きくなれるか。または、魂がしなびていくか。 この判断基準で、しばらく生きてみようと思っています。そして、実際しばらく過ごしてみて、とてもいい感じです。 「すべてはできない。無理!」と開き直ったので、心が軽い。 開き直って、心が軽くなったせいかいろんなことによく気がつくようになりました。10/8土は、十三夜で、お月様がとてもきれいでした。そんな風に、ゆっくりと空を眺める心のゆとりがでてきます。 うちのジムはパーソナルトレーニングジムなのでお客様とトレーナーが1対1でトレーニングする形式のジムですがキャンセルされるお客様も、珍しくないのが現状です。 キャンセル理由で最も多いのは「仕事」と「体調不良」です。 「会議が伸びた。。」「外出先から戻れない。。」「連休明けで仕事が立て込んで。。」 「体調を崩した。。」「生理痛がひどくて。。」 みなさん、パーソナルトレーニングへ通おうと思われた目的は何だったでしょうか? トレーニング1時間+着替え+移動で2時間。 トレーニングの時間を1日24時間のうちの残り4時間のなかから、2時間天引きしましょう。 やらないことを決めましょう。 そうしないと、あなたの人生はこれまでと変わらず、ずっとそのまま続きます。 トレーニングを、1日のうちの最重要項目にあげてください。そして、やらない仕事を(家事や趣味なども含めて)決めてください。 そして、できることなら、周りに宣言してください。 「今日はトレーニングがあるので、18:00に仕事を終わりにします!」 「この仕事は、今日はここまでやって、残りは明日やります!」 ダイエットや、ボディメイクなど肉体を改造していく過程は、時間管理を絶対に伴うものであり、つまりは、人生そのものを見直し、再構築する作業なのです。だって、今までやっていなかったことを残りの4時間のなかに組み入れるわけですからぜったいに溢れる仕事・用事が出てきます。 すべては、自分がどう生きたいか、その目的のためなのです。 「やらないことを決めて、実際やらない」 ↑これを実行してください。恐れることはありません。 あなたが、仕事を中断したり、用事をキャンセルしてトレーニングをして、生き生きとしている様子を周りの人が見たとして応援してくれる人と、付き合っていけばいい。 もし人間関係が壊れたとしたらその人とは、そこまでの関係だった、と逆に割り切れます。やれなかった仕事は、もともとやる必要がなかった仕事だったか、または、他の人に任せてOKな仕事だった、ということです。そうやって生きていると、体調不良も改善します。やらないことをやめ、本来やりたいことに、時間を集中して使っていると元気になります。「病は気から」と言いますが「元気になる」とは「気が元に戻る」という意味なので体調が良くなります。 ぜひ、一緒にやってまいりましょう。身体が変わると、絶対に人生が変わります。一緒に、目指すゴールを達成しましょう・・! ●パーソナルトレーニングジムBiP田町店https://old02bip.develop-web.group/facility/tamachi/ ●パーソナルトレーニングジムBiP飯田橋店https://old02bip.develop-web.group/facility/iidabashi/ ●無料カウンセリング・トレーニング体験・ダイエットのご相談はコチラhttps://old02bip.develop-web.group/counseling/ 著者:薩田有紀代 株式会社BiP 代表取締役。 薩田有紀代の記事一覧 プロフィール 前の記事減量中・ダイエット中でも安心な低脂質ドレッシング 次の記事食物繊維の働きを知って、賢く取り入れよう 関連記事 薩田ブログ 2023年11月16日 184 医者いらず〜柿〜を食べよう 薩田ブログ 2023年11月2日 183 ゆるめましょう 薩田ブログ 2023年10月19日 182 身体本来の使い方を目覚めさせる