161 『限りある時間の使い方』はやらないことを決めることから


みなさん、こんにちは。
代表 薩田です。

最近、話題になっている本『限りある時間の使い方』を
読んでみました。

『限りある時間の使い方』
オリバー・バークマン
2022/6
かんき出版
https://amzn.to/3yx9A4C

「生産性とは、罠なのだ」

このコピーを見て、お、読んでみよう、と思いました。

日々、いろんなことが同時並行して進んでいる毎日で
どうも歯車がガチっと噛み合っていない感覚というか、

漕いでも漕いでも、スカッとして
足の力が車輪に伝わらない自転車に乗っている感覚・・
みたいなのがあって

「よし改善だ!」と言って
あれやこれや試してみると、
一時的には良い感じになるんだけど、
また元に戻る・・・みたいな感覚。

これって、きっと根本のなにか、本質的ななにかに
原因があるんだろうなぁと。

この本の冒頭に、こんなことが書いてあります。

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「人生とは時間の使い方そのものだといってもいい。」
p.003

「本書は、時間をできるだけ有効に使うための本だ。」
p.013

「みんな何らかの現実を直視するのが怖くて、
 それを避けるために生産性やタイムマネジメントに
 しがみついているのではないか、ということだ。」
p.038
——————-

現実から逃げないで、
ちゃんと現実を直視しよう。

つまり・・・
——————-
「「何もかもはできない」と認めることだ。
 自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、
 すべてをやっている時間はない。
 絶対にない。」
p.043

「大事なのは、意識的に選択することだ。
 何に集中し、何をやらないか。
 どうせ全部はできないのだから、
 少なくとも自分で決めたほうがいい。」
p.042
——————-

要は、やらないことを決める!ということ。

1日は24時間しかないのだから。

例えば、仕事8時間、睡眠7時間、食事3食準備含め2時間。
身支度や家事・移動など3時間。

これですでに、20時間。
残り4時間しかありません。

『限りある時間の使い方』のなかで著者は
こうしなさい、これをやりなさい、とは一切言っていません。

ただし、判断基準を提案してくれています。

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「たとえば、今の仕事を辞めるかどうかで悩んでいるとしよう。
(途中略)
 その仕事を続けることが人間的成長につながるか(大きくなれるか)、
 それとも続けるほどに魂がしなびていくか(小さくなるか)と考えれば、
 答えは自然と明らかになるはずだ。
 快適な衰退よりも不快な成長をめざしたほうがいい。」
p.256
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これは、いいなぁ。

それをやったとしたら、大きくなれるか。
または、魂がしなびていくか。

この判断基準で、しばらく生きてみようと思っています。
そして、実際しばらく過ごしてみて、とてもいい感じです。

「すべてはできない。無理!」と
開き直ったので、心が軽い。

開き直って、心が軽くなったせいか
いろんなことによく気がつくようになりました。

10/8土は、十三夜で、お月様がとてもきれいでした。
そんな風に、ゆっくりと空を眺める心のゆとりがでてきます。



うちのジムはパーソナルトレーニングジムなので
お客様とトレーナーが1対1でトレーニングする形式のジムですが
キャンセルされるお客様も、珍しくないのが現状です。

キャンセル理由で最も多いのは「仕事」と「体調不良」です。

「会議が伸びた。。」
「外出先から戻れない。。」
「連休明けで仕事が立て込んで。。」

「体調を崩した。。」
「生理痛がひどくて。。」


みなさん、
パーソナルトレーニングへ通おうと思われた目的は
何だったでしょうか?

トレーニング1時間+着替え+移動で2時間。

トレーニングの時間を
1日24時間のうちの残り4時間のなかから、
2時間天引きしましょう。

やらないことを決めましょう。

そうしないと、あなたの人生は
これまでと変わらず、ずっとそのまま続きます。

トレーニングを、1日のうちの最重要項目にあげてください。
そして、やらない仕事を(家事や趣味なども含めて)決めてください。

そして、できることなら、周りに宣言してください。

「今日はトレーニングがあるので、18:00に仕事を終わりにします!」

「この仕事は、今日はここまでやって、残りは明日やります!」


ダイエットや、ボディメイクなど肉体を改造していく過程は、
時間管理を絶対に伴うものであり、
つまりは、人生そのものを見直し、再構築する作業なのです。

だって、今までやっていなかったことを
残りの4時間のなかに組み入れるわけですから
ぜったいに溢れる仕事・用事が出てきます。


すべては、自分がどう生きたいか、その目的のためなのです。

「やらないことを決めて、実際やらない」

↑これを実行してください。

恐れることはありません。

あなたが、仕事を中断したり、用事をキャンセルして
トレーニングをして、
生き生きとしている様子を周りの人が見たとして
応援してくれる人と、付き合っていけばいい。

もし人間関係が壊れたとしたら
その人とは、そこまでの関係だった、と逆に割り切れます。

やれなかった仕事は、もともとやる必要がなかった仕事だったか、
または、他の人に任せてOKな仕事だった、ということです。


そうやって生きていると、体調不良も改善します。

やらないことをやめ、本来やりたいことに、
時間を集中して使っていると元気になります。

「病は気から」と言いますが
「元気になる」とは「気が元に戻る」という意味なので
体調が良くなります。


ぜひ、一緒にやってまいりましょう。
身体が変わると、絶対に人生が変わります。

一緒に、目指すゴールを達成しましょう・・!


●パーソナルトレーニングジムBiP田町店
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著者:薩田有紀代
株式会社BiP 代表取締役。