トレーニングは限界まで追い込む?追い込まない? 現在位置(パンクズナビゲーション) トップ ニュース ブログ トレーニングは限界まで追い込む?追い込まない? 2023/12/02 皆さんこんにちは!パーソナルトレーニングジムBiP飯田橋店トレーナーの柿内です。 今回は、少し難しい話しになるかもしれないですが、よくお客様からも質問される「筋トレは限界まで追い込む方がいいのか、追い込まない方がいいのか」について、僕の意見を書いていこうと思います。 結論から言うと、僕は筋トレは限界まで追い込まなくても良いと思っています。なぜ追い込まない方がいいのか、逆に追い込むとどうなってしまうのか、ご自身のトレーニングで悩んでいる方は、考え方の1つとして参考にしていただけたら嬉しいです。 筋トレでは、追い込まない方がいい理由はいくつかあるのですが今回は1つに絞って書いていこうと思います。「限界まで追い込むとトレーニングを行う頻度が少なくなってしまう」1番はこれかな、と思っています。少し想像していただきたいのですが、限界までトレーニングで追い込んだ翌日や、翌々日の身体の疲労感を想像してみてください。おそらく、筋肉痛に苦しんでいるのではないでしょうか?限界まで追い込むトレーニングを行うと、筋肉痛は対象とする部位にもよりますが、2~3日、長い場合で4日間くらい続くときもあります。(個人差あり)筋肉痛が出るから悪い、ということではなく筋肉痛が出ることによって、関節を最適な可動域で動かせなくなってしまったり、正しいフォームをとれなくなってしまう。疲労が残り、次のトレーニングまでの間隔が空きすぎてしまう。これらの現象が、限界まで追い込むことで起こる弊害だと思います。筋肉を成長させる、または維持をするためには最低週2回、個人的には週3回、1つの部位に対して負荷を与えることをおすすめします。そうなると、筋肉痛が3~4日間残ってしまうトレーニングでは、週3回トレーニングできる機会を逃してしまうことになります。細かくお話しすると、トレーニングの分割方法なども絡んでくるのですが、今回そこは考えずにお話ししています。最適な負荷でトレーニングを行うことが、筋肉の成長、維持、怪我予防どの観点からみても重要です。筋肉が成長していく過程を簡単に書いておきます。下のグラフをご覧ください。 図1 このグラフは、筋量の理想的な増やし方を表しています。元々の筋量を(A)とします。トレーニングでは筋繊維を破壊するため、筋量は一時的に減少します。(B)その後、筋肉は受けたダメージを回復し、受けた負荷(ストレス)に適応しようとしてスタート地点よりも筋量が増えます。この回復を超回復(C、D)と言ったりするのですが、回復をしてグラフの頂点に到達するまで、適切な負荷量でトレーニングを行った場合24~48時間ほど時間がかかると言われています。回復した状態から、さらにトレーニングを行うことで同じ流れを繰り返し、筋量が少しづつ右肩上がりに増えていきます。逆に、追い込みすぎて回復が十分でない場合、上に書いたサイクルと逆で、少しづつ右肩下がりに筋量が減っていってしまいます。(図2) 図2 単純にトレーニングとトレーニングの間隔が短くても良くないのですが、追い込みすぎることによって回復の時間が異様に長くなり回復しきる前にトレーニングを行ってしまっても、図2のグラフの様になってしまいます。長く休めば回復した状態からトレーニングを行える。と考えることもできますが、結局回復を待つのであれば、負荷を落として中2日~3日でトレーニングを行った方が、身体の疲労以外の観点からみても、効率的だと個人的には考えています。ちょっと話がそれますが、限界まで追い込むと身体的な疲労はもちろんですが、メンタル的な疲労も相当きます。トレーニングで受ける負荷=脳・身体へのストレスこれを忘れてはいけません。限界まで追い込むということは、それだけ大きなストレスを脳・身体にかけることになります。強すぎるストレスは、自律神経の調整を狂わせます。その結果、慢性的な疲労やトレーニング自体をやる気力がなくなってしまう場合もあります。このように、心身ともに健康とは言い難い状態へ繋がってしまう場合もあるということを覚えておいていただきたいです。 以上です。何事もしっかりと理解して行うことが大切です。なぜトレーニングの頻度が多いと良いのか、「なぜ」を理解していることで、他の情報に惑わされなくなります。「なんでこうやるんだろう?」どんなに小さなことでも、疑問を持ったらぜひトレーナーに相談、質問してみてください!誠心誠意お答えいたします!次回は、最適な重量設定の方法を書こうと思いますので、「どうやって自分に合った重さを選択したら良いのかわからない」という悩みをお持ちの方は、次回のブログもチェックしてみてくださいね! ●パーソナルトレーニングジムBiP田町店https://old02bip.develop-web.group/facility/tamachi/ ●パーソナルトレーニングジムBiP飯田橋店https://old02bip.develop-web.group/facility/iidabashi/ ●無料カウンセリング・トレーニング体験・ダイエットのご相談はコチラhttps://old02bip.develop-web.group/counseling/ 著者:柿内フランコ 自分がなりたい体型など、自分の理想を人に話すって、 恥ずかしいことだと思います。 でも、どうなりたいのかなど、要求を全てぶつけてもらえると、 それに近づけるようにサポートできるので、何でもお話ください。 ここをこうしたいとか、細かく、具体的に言ってもらったほうが、 トレーニングを組み立てやすいです。 時間もお金を有効活用するためにも、 きちんとゴールを共有したいな、と思います。 柿内フランコの記事一覧 プロフィール 前の記事プロテインドリンクを選ぶのに迷ったらコレ! 次の記事トレーニング負荷の適切な設定方法 関連記事 ブログ 2023年12月21日 コンビニで買えるおすすめ商品!~セブンイレブン編~ ブログ 2023年12月15日 外食が多い方必見!1日の外食メニュー:糖質制限編 ブログ 2023年12月9日 糖質制限で減量ダイエット!1日の食事メニューのご紹介<自炊編>